強硬採決 何かおかしい民主党

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強硬採決 何かおかしい民主党

宇宙人と言われる鳩山首相は日本語が理解出来ないのでしょうか。強行採決に対する質問に答えて「強行採決というよりは野党の審議拒否」と発言しました。野党が怒るのもあたりまえで、強硬採決のその日まで野党は審議拒否などしていません。

またモラトリアム法案は郵政問題法案と同じく極めて筋の悪い法案で、わずか8時間の審議で十分とは到底言えないと思います。これは強行採決以外の何モノでもありません。そして自公政権の時代にあれほど強行採決を非難した民主党が、自公政権の言葉そのままを繰り返していることに唖然としました。

これでは新政権になっても「数の横暴を繰り返す審議無き国会運営」に何も変わりがないではありませんか。一体民主党はどうしたのでしょうか?この強行採決民主党の総意でないことは明かです。その証拠に強行採決をした玄葉 光一郎 委員長のあの困惑した顔が雄弁に物語っています。

また郵政人事も民主党の総意とは思えません。あの不評だった社会保険庁の懲戒を受けた人たちの免職も、民主党内で力をつけた「働かない組合:自治労」の強烈な反対を受けて、実現が危ない状況です。

多くの民主党生え抜きの心ある人たちが、これで良いと思っているはずもありません。民主党が外交・安全保障で党内の意見統一が出来ないことは有名でしたが、意見統一の出来ないのはどうやら全ての分野にわたっているようです。

司令塔不在の新政権はこのまま永久に司令塔なき迷走を続けるのでしょうか。一刻も早く司令塔が機能して欲しいものですが、一体どうすれば良いのでしょうか。

この上は「鳩山内閣不支持」の声を大きくし、しかも「民主党の支持率をさげない」という選択を私たちが下すべきなのでしょうか。でもそうしても後継者は小沢幹事長の一存で決まるのでは意味がありませんね。管さんが次期総理との期待を膨らませてソワソワしているという噂を良く聞きます。

これがマスコミと国民が選んだ政権の姿なのでしょうか。自民党は一刻も早く立ち直り「日本国民のためにこのようにする」との旗印を打ち立てることです。イライラする毎日です。