普天間問題

メルマガ申し込み
http://www.melma.com/backnumber_101064/

普天間問題

わが国の首相の悪口を言うのは誠に不幸なことです。でも余りにひどすぎます。鳩山首相の頭の中はカラッポだと思っていたのですが、実は「ボクは良い子なんだ。首相は絶対権力がある。だからボクを良い子にするのだ」というのが基本方針だったようです。

ですから、温室効果ガスの25%削減も、世界的な喝采を浴びるためのもので、中身は全くつめられていません。いまや世界各国も鳩山首相を良く研究していますから、外国へは出て行ってもらいたくありません。日本の恥です。

わが国の安全保障という大切なことをこのレベルで考えてもらっては困ります。普天間の県外移設の公約も「確固たる案があってのことか」との石波氏の質問に対して、結局願望以外何もなく、選挙民うけのすることを叫んだだけであったようです。

ですから「どのようにすればよい子でいることが出来るか」しか眼中になく、移設先も奇妙奇天烈な案に落ち着いたようです。

でも本来は「なぜ沖縄か」から考えるべきものです。わが国での安全保障で大切な有事とは「台湾海峡朝鮮半島」です。一旦有事の時はいち早く立ちあがらないと被害は拡大するばかりです。

そのためには沖縄県民には不幸ではありますが、沖縄に基地をおくことが最も効果的なのです。ですから沖縄に米軍基地が集中しています。

また首相の頭に中に全く無い、「海兵隊とはどのような組織か」も論じる必要があります。自衛隊には海兵隊がありませんので理解しにくいでしょうが、有事の際一番機動的に動ける部隊なのです。

地上部隊にへりに輸送機などなど、一体となって初めて力を発揮します。
その機能を分散配置して一体どのようにして抑止力を働かせることが出来るのでしょうか。

政府の最終案は抑止力から考えれば支離滅裂です。この案をアメリカが呑めばそれは日本を見放したも同然です。有事の際には遠く離れたグアムからのこのこやってきて間に合うと思いますか。どのようにして大量の人員と機材を運んでくるのでしょうか。

日本には岩国に海兵隊基地がありますから、そこからかけつけても後の祭りです。日本が攻撃力を持たないときに、アメリカ軍なしてどのように国民の生命財産を守るのでしょうか。鳩山さんから明確な回答を示してもらう権利を私たちは持っています。

でも彼の頭の中には何もありません。自分が良い子でありたい一心です。岡田外相も呆れていることでしょう。